在宅医療とは、「訪問診療」と「往診」により、加齢や疾病、傷害などにより従来のように通院す
ることが困難となった患者さんの「生活の場」に医師が訪問して医療を提供することをいいます。

「往診」とは

 急な状態の変化が生じた場合などに、患者さんやその家族からの要請により、医師が必要性を認め
て患者宅(あるいは施設等)に訪問して診療を行うことです。

(ちなみに)「訪問診療」とは

 患者さんの同意を得て、計画的な医学管理の下に定期的に訪問して診療を行うことです。訪問診療
を行うには、事前に患者さんとの間で同意書を作成することが必要となります。

「在宅療養支援診療所」の届出を行う場合には、連絡や往診について「24時間」対応できる体制を整え
る必要があります。

 日中の診療時間中や夜間の往診の要請があるかもしれません。

 医師一人の診療所が在宅医療を行うには工夫が必要です。

【解決策の例】

① 患者さんの人数や対応する重症度

 糖尿病などの慢性疾患や、認知機能の低下による通院が困難となった患者さんを中心に行い、末期が
んなど状態の急変が予想される患者さんの数をある程度制限するなど。

② 事前に対応しておく

 状態の急な変化が予測される患者さんには日中の間にできる対応をしておく。あらかじめ薬の処方を
しておくなど。

③ 連携先

 患者さんの状態によっては、訪問看護ステーションの看護師に対応してもらうことで、必ずしも医師
が直接往診をする緊急性のない場合もあります。

 訪問看護師が対応した結果、往診の必要がないと判断した場合でも、アフターフォローをすることは
重要です。

無理のない体制を整える

 在宅医療の提供には、地域の訪問看護ステーションや訪問介護事業所などとの適切な連携は不可欠
です。